重説と略される、契約前に業者から顧客に行われる重要事項を説明するための書面・項目になります。
主に、顧客が購入前に購入判断をするために作成されるものとなります。
ただし、宅建業者から宅建業者への重説書面の交付・説明の場合は不要です。
なお、顧客の承諾があれば、電磁的方法による提供も可能です。
重要事項の説明、交付
宅建業者はプロなので、特段の説明は不要。
通常の顧客は説明を受けないと理解ができないので、プロ＝宅建士からの説明が必須となっている。
重要事項の説明内容
取引物件、取引条件の説明内容
売買・交換・貸借と宅地・建物で一覧にしています。穴開き部分の暗記負担を極力減らす内容になっているため、取引物件による内容と取引条件による内容が混在していますが、ここを意識して暗記する必要は無いので、下記の通り、一覧をイメージして暗記してください。
（私は下記の図の穴開き部をテトリスのように暗記しました）
上記の項番にある文字の内容は、本番試験までには下記の内容がすべて書けるようにしましょう。
確実に書けないと、本番で満点を狙うことはできません。
①登記された権利の種類・内容等
②電気・ガス、水道等の供給施設、排水施設（インフラ）の整備状況
③未完成物件の場合、完了時の形状・構造等
④水害ハザードマップ
⑤土砂災害警戒区域
⑥津波災害警戒区域
⑦造成宅地防災区域
⑧代金、交換差金、借賃以外に授受される金銭
⑨契約解除
⑩損害賠償額の予定、違約金
⑪支払金、預り金の保全措置の概要
⑫法令上の制限（△：建物賃借人適用項目について要説明）
⑬私道負担に関する事項（無いなら「無」と記載）
⑭手付金保全措置の概要
⑮代金、交換差金に関する金銭の貸借のあっせんの内容、貸借不成立時の措置
⑯一定の担保責任の履行に関する措置の概要
⑰住宅性能評価を受けた新築住宅
⑱石綿使用の調査の内容
⑲耐震診断の内容
⑳既存建物の場合、建物状況調査の結果の概要
建物の建築・維持保全の状況に関する書類の保存状況（建物売買・交換のみ対象）
区分所有建物（マンション等）における追加事項
賃貸借契約における追加事項
供託所等の説明
宅建業者は顧客へ契約前に供託所等の説明が必要だが宅建士が説明する必要はない。
顧客が宅建業者＝プロ、の場合は不要。
こちらの説明は口頭でも可能。
説明内容：
- 営業保証金を供託している供託所とその所在地
- 保証協会の社員の場合は、社員であること、保証協会の名称、住所、事務所所在地など
